Macはblenderに向いていない?

blender2.81a使用
Macを愛用している私としては悲しい話なのですが、現状Macではblenderの機能に制限があります。



GPU(Cuda、OpenCL)を利用したレンダリングは出来ませんし、オープンサブディビもMacでは使う事ができません。また、blenderではNVIDIAのGeForceとの相性が良いとされていますが、現在ではMacのGPUにAMDのRADEONが使われております。Thunderbolt3を使ってeGPUを使ったとしてもMacにはGeForceのドライバが提供されていません。仮に有ったとしてもMac版blenderでCudaが使えるかどうか・・・そんなわけでMacの実力を発揮出来ない現実があります。









GPUを使用したレンダリングは物によりますが、CPUでレンダリングするよりも数倍速くなる場合もありCPUを新しくするよりGPUを新しくした方がコストパフォーマンスに優れています。しかしMacは基本的にAppleのサイトで購入時にCTOでGPUを上位にしなければならず自力で交換はできません。例外的に2019MacProはNVIDIA製のGPUを自分で取り付ける事が出来ますが、Boot CampでWindowsを使用しないと動作しないようです。

とは言え、Macでblenderが動かない訳ではありませんし、普通に使う分にはそれほど問題はありません。あくまでヘビーな用途で使うにはちょっと・・・と言う感じです。

ちなみにMac版blenderにはこんな不具合もあります



上の画像を見てもらえれば分かるとおり、ギズモの線が細いですよね。これはBlender2.8になってからなのでこういうものだと思っていたのですが、どうやらMacのOpenGLのドライバが原因の不具合だと言う事です(WindowsやLinuxでもそうだと言う声も一部ありますが)


ライン幅を変えても解像度スケールを変えてもギズモの太さが変わらないのが分かるでしょう。この原因がMacのOpenGLのドライバだとの事です。



一抹の不安、Macでblenderが動かなくなる?

AppleはOpenGL、OpenCLを非推奨としています。
https://developer.apple.com/jp/macos/whats-new/

OpenGLとOpenCLの非推奨化

OpenGLおよびOpenCLを使用して開発されたAppはmacOS 10.14でも引き続き動作しますが、macOS 10.14で非推奨となります。そのため、OpenGLを使用しているゲームやグラフィックスを駆使したAppには今後、Metalを導入する必要があります。同様に、演算タスクにOpenCLを使用しているAppにも、今後MetalやMetal Performance Shadersを導入することが求められます。
先ほどのギズモの問題がMacOSのOpenGLのドライバが原因ならば、AppleがOpenGLを更新する可能性は低いでしょう。それだけでなくblenderがOpenGLを使っているならいずれMacで動作しなくなる可能性もあります。動作させるにはMetalへの対応が必要ですが、それは簡単なことではないようです。マルチプラットフォームのblenderですが、Mac版だけ大幅な改良が必要となった時果たして対応するのか、それだけの人員がいるのか不安が残ります。Metalへの対応は大幅な性能向上が期待できますがMacの為に特別な対応をするか微妙です。

MacにLinuxをインストールするか、Boot Campを使ってWindowsをインストールすれば問題ない訳ですが、そうなるとMacである意味が薄くなってきます。自作PCでblenderに適したパーツを選んだ方が良いですからね。

そんな訳で「これからblenderの為にパソコンを新調するぞ」と言う方は、自作PCを選んだ方が良いのかもしれません。