[初心者向け]オブジェクトとデータ[blender]

blender2.81a使用
前回の話と若干かぶっていますが、blenderでは大事な話です。

前回はオブジェクトとメッシュデータの関係を粘土台と粘土に例えました。
別に例えるなら透明な箱とその中身なんですが、この中身は複数の箱で共有することも入れ替えることも出来ます。
中身を共有している場合一つを編集したら全てが同じように変形するという事です。
たくさん同じものを配置する時は便利ですよね。
ではもう少し詳しく話しましょう。


データの共有はリンク複製
データを共有するにはAlt+Dのリンク複製が一般的です。
これをするとデータが共有されるので、例えばメッシュを編集すると両方とも変形します。しかし入れ物であるオブジェクトは別なので、オブジェクトを移動したり回転したり拡大縮小したりできます。またモディファイアやコンストレイントもオブジェクトにかけるものなので例えば片方だけにサブディビジョンモディファイアをかけて丸みを帯びさせることも出来ます。



ただし、メッシュデータを共有しているとCTRL+Aの適用やモディファイアの適用が出来ないので注意してください。
データを共有しているとモディファイアやトランスフォームの適用が出来ない










手動でもデータを共有できる
ではここで一歩進みましょう。
大抵は、オブジェクトの名前しか意識しないでしょう。
しかし、普段はあまり意識しないですがメッシュなどのデータにも名前をつける事ができます。また、手動でデータをリンクさせたり解除したり他のデータを指定することも出来ます。

どこにも属さないデータは消える
データを入れ替える事が出来るという事は、色違いのキャラクターなどのバージョン違いをデータの入れ替えだけで出来るという事です。しかしここで注意したいのが動画にもありましたがどこにも属さないデータの横には0がつき、この状態でファイルを保存して開き直すとそのデータは消えてしまいます。

どこにも属さないデータの横には0がつき、ファイルを保存して開き直すと消える



フェイクユーザーでデータが消えるのを防げる
これはマテリアルなども同じです。
マテリアルを共有すれば同じマテリアルを使った全てが変更されますが、使われないマテリアルには0がつきます。
使ってないデータは通常ファイルを開き直すと消えます。
不要なデータならこれで良いのですが、「後で使うので今消えてしまっては困る」という場合はフェイクユーザーにします。これでデータが消えなくなります。

データの共有は便利です。
例えばライトのデータを共有すればスポットライト群などの明るさを一つ調節するだけで全て同じ設定になります。オブジェクト自体は別個に動かせますから向きの調整はそれぞれできます。

またアニメーションデータ(アクション)も共有できます。

動画では位置も共有しているのでエンプティの子にして位置をずらしました。
その後、シングルユーザー化して共有を解除し個別に編集を加えました。








シングルユーザー化で共有解除

既に何度か出てきましたが数字の所を押すとシングルユーザー化し、個別に編集できるようになります。フェイクユーザーも同様です。
数字をクリックするとシングルユーザー化し独立して編集できる


メッシュオブジェクト、カーブオブジェクト、アーマチュアオブジェクト、ライトオブジェクト、カメラオブジェクトなどなど、それぞれの同種類のオブジェクトでデータを共有したり入れ替えたりできます。